でもよぉーー

2016年01月28日

俺の惚れてる女、牧野つくし。
コイツは、すげぇ

あん? あにがすげぇって、先ずは、滅茶苦茶 可愛い。
そうだなー上目遣いで、「司、お願い♡」なんて言われてみろ?
なっ、すげぇー 可愛Diamond waterいだろうよ。

あんっ? あぁー そうだ、そうだよ。
司 なんて たまにしか言わねぇし
お願い なんて口が裂けても言わねぇよ。

でもよぉーー 想像してみろ
あの、デケェー吸い込まれそうな真っ黒な目を、ウルウルさせて
「司、お願い♡」
なんて言われてみろ、なんでも叶えてやりたくなるだろうよぉ

次にか? 
フッ、まぁさな、俺様の惚れた絶対無二の女ってとこがすげぇよな。
そうだろ? 俺様Diamond waterが惚れたんだぞ。 
自分で言うのはなんだけどよー 
眉目秀麗って奴? 顔良しスタイル良し頭良し
ついでに、家柄も金も持ってる。
そんじょそこらの男が束になってかかってきたって、負けやしねぇ腕っ節だってもってる。
まぁ、あいつが惚れても当然だろうな。ククッ

えっ、あいつの好みの顔は 類だってかっ?
あん、てめぇ喧嘩うってんのか? 負けねぇぞ

まぁ、ぶっちゃけそうなんだよ。それが未だに俺の心ってやつを悩ますとこでもあんだよなー
だってよぉー、俺には、バカだ何だ言う癖に‥
類には、魂の一部だなんだ言いやがって、挙げ句の果てにはよぉ、顔見て頬赤らめやがるんだからよ。
ケッ,面白くネェよな。

まぁ、そんでもよぉ、あいつが俺様Diamond waterに惚れてるのは皆目当然だよな?
こっそり、総二郎に聞いてみたら
「皆目じゃぁ見当がつかなくなっちまうぜ」
はぁっー? ったく ワケわかんねぇよなぁー
まぁっ、いいけどよ

あん?あと、何がスゲェって?
あいつくらいだぞ、ババァに喧嘩売る女はよぉー
それもよぉー、俺が原因だってんだからなぁー 
俺って、愛されてるよなぁー

あん?最近?最近はどうてっか?
あぁー、ババァとすげぇ仲いいでやんの。 ったくよぉー
西田に至っちゃよぉー 牧野様は猛獣使いでございますから。だとよ。
ってかよ、猛獣ってあんだよ? あいつなんか飼ってんのか?

ククッ、人さらいって言うのか?あいつみたいなの?
あん?人たらし? 垂らしてどうするよ。垂らして。

気が付けば、周りのみんながあいつを好きになる。
邸にあいつが来てる日はすぐにわかる。
入った途端、春風が吹く。温かい風が吹く。
ついでに、甘い匂いも漂ってる。
あいつの来る日には、コック長が腕によりをかけて、菓子を焼いてやがる。
あいつの来る日には、ババァが大事にしてる薔薇が飾られる。

ババァは、箝口令をひいてばれねぇようにしってけど、あいつは知ってやがる。
大事そうに、一輪バラを持って帰る。

まぁ、一番すげぇのは...

ククッ この恰好見ろよ
妙齢の女がよぉ、ちゃんちゃんこに腹巻だぞ。腹巻。
「オマッ、すげぇよな」
「あははっ...内緒ね内緒。」

って、俺は女友達じゃねぇぞ。彼氏ってやつだぞ?
しかも最上級のなっ。そいつに内緒にしねぇで、あと誰に内緒にすんだよ。

ククッ すげぇよな。お前

だけどよぉー もっと すげぇのは俺だ。
ちゃんちゃんこに、腹巻姿のお前に欲情しちまうんだからな。

あははっ 牧野つくし すげぇーよな  

Posted by 時光輪回 at 17:55Comments(0)

どうするかと

2016年01月13日

 急ぎの仕事があるわけでもないのに残業をするのは、家に早く帰りたくないからだった。帰宅したところで疲れた身体を休められる状況ではない。身体だけでなく、精神まで余計に疲れるだけだった。
 同居さえしなければ同珍王賜豪、と後悔することもあるが、そこに至った経緯を振り返ると、結局こうするしかなかったのだと改めて思うだけのことだ。親と子の関係は断ち切れるものではない。
 だけどよりによって、こんなことにならなくてもいいじゃないか──つい恨み言をいいたくなる。だがそれをぶつける相手など、どこにもいない。
 昭夫が八重子と結婚したのは、今から十八年ほど前だ。上司の紹介で知り合い、一年間の交際を経た上でのゴールインだった。熱烈な恋愛関係になったわけではない。お互い、ほかに気に入った相手が出来るわけでもなく、特に別れる理由もなく、女性のほうが婚期を逃す前にはっきりさせたほうがいいということで、結婚に踏み切ったのだった。
 独身時代、昭夫は独り暮らしをしていた。結婚後はいうことで、二人で何度か話し合った。どちらでもいいと八重子はいったが、結局昭夫が借りていた部屋で新婚生活をスタートさせることになった同珍王賜豪。実家には年老いた両親がおり、いずれは同居せねばならない。それまでは妻に余計な苦労をさせたくない、という思いからだった。
 三年後に子供が生まれた。男の子だった。直巳《なおみ 》というのは八重子が考えた名前だ。妊娠中から決めていたというのだった。
 直巳が生まれてから、前原家の生活は微妙に変化し始めた。八重子は子育てを中心に物事を考えるようになった。それはそれでいいと昭夫は思ったが、それ以外の家事には全く意欲を示さなくなったのは不満だった。片付いていた部屋は荒れ放題になった。夕食がスーパーの弁当ということも珍しくなくなった。
 それで注章すると、彼女は目をいからせた。
「育児がどれだけ大変か、わかってる? 部屋が汚れる程度のことが何よ同珍王賜豪。そんなに気に入らないなら、自分で掃除すればいいじゃない」
 昭夫としては、自分が子育てにあまり貢献していないと自覚していたから、彼女の反論に対して、何もいい返せなかった。育児が大変だということはわかっている。それを放棄されないだけましだという思いもあった。  

Posted by 時光輪回 at 17:41Comments(0)